リツキサン治療後はビタミンDの補給を

悪性リンパ腫の各種研究情報が掲載されているHematology Insightに「リツキサン治療後はビタミンD欠乏で予後を悪化させる」という記事がありました。


2014/10 Journal Scans: Research
「ビタミンD欠乏はrituximabを投与したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者におけるrituximab依存性の細胞障害作用と予後を悪化させるが、rituximabを投与しなかった患者では悪化を認めず」


・「400名以上のDLBCL患者を対象としたレトロスペクティブな解析において、筆者らはR-CHOP療法を受けた患者の3年無イベント生存率がビタミンD欠乏群では59%であったのに比べ、欠乏のなかった群では79%であったことを報告している。 Rituximabを投与されなかった患者では、予後に有意差は認められなかった。筆者らは、ビタミンD補充が抗体依存性の細胞障害作用を改善することを示唆するエビデンスも提示している。したがって、これらのデータは trastuzumabまたはcetuximabのような他のモノクロ―ナル抗体の投与を受けた患者にも関係する可能性がある。」

・本研究結果より、ビタミンD欠乏はrituximab依存性の細胞障害作用を悪化させること、さらに、ビタミンD補充がDLBCLやその他の悪性腫瘍において、rituximabの有効性を改善させることを確認するためにプロスペクティブ試験が必要であることが示唆される。









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